塗装の相棒は相性の良いものを

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刷毛の基礎知識

刷毛とは

刷毛(ハケ)とは

塗装の際に塗料などを塗るときに使う道具です。水性塗料用、油性塗料用など使用するそれぞれの塗料に適した毛質の刷毛があります。馬毛、豚毛、山羊毛、化学繊維など毛の種類も様々で、毛質によって塗料の含み具合が違ったり、塗ったあとのハケ目の残り具合が違ってきます。また、筋交い刷毛や平刷毛、ローラーなど形状やサイズも様々なものがあります。塗装する対象物の大きさや箇所によって適した形状やサイズを選びましょう。

刷毛の使用上の注意

刷毛のおろし方

刷毛のおろし方

新品の刷毛には、余分な毛やゴミが混ざっています。そのまま塗料につけて塗ってしまうと、それらが混ざってしまって仕上がりにも影響が出るのでしっかり事前に処理をしましょう。新品の刷毛のおろし方は、まずハケを両手で挟み、クルクルと回します。これで抜け毛が飛び出します。次に、手でしごきます。あまり強い力で引っ張ると余計に抜けてしまうので注意しましょう。最後に100番くらいの粗さのサンドペーパーでならして毛先を整えてください。どんな刷毛でも新しいものは必ずこの事前準備をしましょう。

刷毛の洗い方

刷毛の洗い方

【水性塗料】まず、刷毛を洗う前に刷毛についた塗料はヘラなどでしごいたり、できる限り紙に塗りつけてから洗いましょう。水洗いでおおよそ綺麗に塗料がとれたら、食器用洗剤を使って洗うことで乾いたときに刷毛がゴワゴワになってしまうのを防ぐことができます。
【油性塗料】さらに念入りに塗料を落としてから、水ではなくペイントうすめ液など塗料に適した洗い液で洗いましょう。

刷毛の乾かし方

刷毛の乾かし方

キレイに洗ったら陰干しをします。この時に毛先を下にして吊るして干したりすると、残った塗料の樹脂分が下に垂れてしまい毛先を固めてしまう可能性があるので、毛先を上にして干すことをおすすめします。また、ハケ同士が密着していると十分に乾かずカビてしまうこともあるので、しっかり乾燥させるようにしましょう。

刷毛の種類

水性塗料用刷毛

水性塗料用刷毛

水性塗料専用の刷毛で、やわらかな毛で腰があり、塗料の含みが多いです。耐久性に優れ、毛のまとまりがよく抜けのないものが使われています。毛が白色の刷毛が多いです。

油性塗料用刷毛

油性塗料用刷毛

溶剤系の油性塗料に適している刷毛で、水性同様に塗料の含みが多い刷毛が多数あります。刷毛の毛を束ねている接着剤も耐溶剤性で出来ています。毛が茶色や黒色の刷毛が多いです。

ニス用刷毛

ニス用刷毛

ニスやラッカーといった粘度の低い塗料に適した刷毛です。やわらかい毛材を使用していることが多く、毛の長さが比較的短いのが特徴です。塗料を薄く引き伸ばすようにして塗りましょう。

万能用刷毛

万能用刷毛

水性塗料、油性塗料どちらにも使える刷毛で、広い用途で使えます。ただし、1つの刷毛で水性塗料・油性塗料を混ぜて使わないように気を付けましょう。

筋交い刷毛

筋交い刷毛

筋違刷毛とも呼びます。一般的によく使われている柄の部分の筋が斜めになっている刷毛です。実は海外にはなく、日本独特の形でえんぴつを持つようにして持てます。

平刷毛

平刷毛、ベタ刷毛

柄が毛先に対してまっすぐな形で、主に平らで比較的大きな面積を塗る際に使うと楽に塗ることができます。

寸胴刷毛

寸胴刷毛

寸筒刷毛とも呼びます。毛量が多く、その分塗料の含みが良いのでたくさんの塗料を一度に塗ることができます。特に粘度の高い塗料を伸ばして塗ることに適しています。寸胴刷毛は、毛の束の幅で大きさを表しています。

コテバケ

コテバケ

広い面を効率的に塗ることが出来、塗料の吸収率が良いため平らな面には塗料が比較的途切れることなく均一に綺麗に塗ることができます。

金巻刷毛

金巻刷毛

小回りがきき、小物や角など細かい部分の塗装に役立ちます。

馬毛刷毛

馬毛刷毛

刷毛の毛材としては使用頻度が高く、弾力性・柔軟性に優れています。塗料の含みは豚毛と山羊毛の中間で適切な腰があり、静電気が起こりにくいです。また、同じ馬毛でも本毛・尾毛など部位によって柔らかさや長さ、太さが異なります。

豚毛刷毛

豚毛刷毛

毛質が太く、毛腰は非常に強く毛先は柔らかいため、粘度の低い防虫防腐材の木部塗装に最適です。太くて弾力性・柔軟性に優れ、馬毛よりも硬く腰のある毛質です。

山羊毛刷毛

山羊毛刷毛

馬毛、豚毛よりも塗料の含みが良く、毛質が柔らかいためハケ目が残りにくいのが特徴です。また、山羊毛も粘度の低い防虫防腐材の木部塗装などに向いています。

化繊刷毛

化繊刷毛

PP・PBT・ナイロン・アクリルなどがあり、それぞれの特徴を活かし組み合わせることによって速乾性塗料や溶剤などに対応しています。吸収率が低いため、主に水性塗料刷毛に使用されます。獣毛に比べると耐摩耗性、耐薬品性に優れています。また、毛の寸法が獣毛よりも安定しています。

その他(ローラー)

刷毛以外の便利な塗装道具がペイントローラーです。壁や大きな板など広範囲に塗料を塗布したいときに使用します。ペイントローラーはローラーハンドルに差し込んで使用します。毛丈の長さや幅に違いがあり、毛丈が長いほど塗料をしっかり含むため、凸凹のある面への塗装に適しています。反対に、毛丈の短いものは塗料が垂れることが少ないので、平たくなめらかな部分への塗装に適しています。

刷毛の選び方

塗料の種類から選ぶ

塗料の種類から選ぶ

水性塗料、油性塗料、ニス、といったそれぞれの塗料に使われている成分や粘性などに適した毛質の刷毛がそれぞれあります。使う塗料に合わせて刷毛を使い分けましょう。さらに、一度油性塗料に使った刷毛を水性塗料に使うなど、他の種類の塗料と刷毛を混ぜて使用するのは避けるのがベストです。また、どのような塗料でも対応できる万能用の刷毛もあり、比較的広い用途で使える便利な刷毛です。

形状から選ぶ

形状から選ぶ

筋交い刷毛や平刷毛などの一般的によく見かける筆のように塗料を塗る刷毛の他にも、コテバケやローラーなど形も用途によって様々な種類から選ぶことが出来ます。まずは塗る範囲から想定してみましょう。比較的狭い範囲であれば筋交い刷毛、細かい箇所には毛の量が少ない小型の金巻刷毛、比較的広い範囲であれば平刷毛、さらに広い範囲を塗るのであればコテバケやローラーで塗るのが効率的で美しく仕上がります。他には、塗る素材からも想定してみましょう。例えば「広い範囲に適している」と言っても、コテバケは塗料の吸収率がいいため平らな面には一気に比較的均一で綺麗に塗装できますが、凹凸が多かったり、狭い部分には向いていません。塗る対象のものに合わせて塗装道具を変えるのが綺麗に仕上がるコツです。

毛の種類から選ぶ

毛の種類から選ぶ

大きく2種類に分類すると、動物繊維の毛と化学繊維の毛に分かれます。中でも動物繊維はさらに動物の種類によって毛質が変わってきます。どちらも特に優劣はなく、こちらも使う目的によって選んでいきます。動物繊維であれば、馬毛は刷毛として使われていることが多い毛質です。豚毛は馬毛よりも硬く腰があり、粘度の低い塗料に最適です。また、山羊毛は馬毛や豚毛よりも塗料の含みが良いので、比較的ハケ目が残りにくいです。化学繊維は主に水性塗料用刷毛に使用されます。獣毛との違いとしては、耐摩耗性・耐薬品性に優れ、毛の寸法や毛幅に統一感があります。その分動物繊維に比べると塗料の含みは少ないです。

刷毛の商品一覧

  • 塗料の種類
  • 形状
  • 毛の種類
 

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