ホルベイン画材 HOC330mlH611シルバーホワイト

油絵具とは
油絵具は顔料をポピーオイルやリンシードオイルなどの植物油で練った絵具です。この油が空気に触れて酸化することで絵具が固まります。油絵が描いてすぐに乾かないのは、このような化学変化がゆっくり進むためです。水性絵具のように水が蒸発するのと違い、油がそのまま固化するので、油絵具は乾燥後も厚みが残ります。
特徴
1.堅牢な塗膜
油分が化学変化によって高分子化していきます。これにより塗膜は非常に堅牢な性質となります。
2.優雅な色
透明感が高い色です。
3.優れた耐光性
絵具が変色したり退色したりする最大の原因は紫外線の被曝によります。ホルベイン油絵具は現在世界で一番厳格な米国ASTMの基準に準じて紫外線曝露テストを行い、チューブに耐光性を4段階で表示しています。
6種類の中で最も古くからあるホワイト。塗面は非常に丈夫で下書きに使用すると上に重ね塗りした絵具の定着もよく亀裂がはいることもありません。しかし、顔料に有毒な鉛白が使われているため取扱には注意が必要です。また、一般的にはウルトラマリンなどの硫黄系絵具との混色は避けてください。これを混色制限といい、鉛と硫黄による硫化鉛(黒色)の生成を未然に防止する手段です。各社ともに絵具チューブに混色制限の表示記号を入れています。
ホルベイン油絵具の場合、シルバーホワイト(S記号の色とは混色できないN記号の色にはコバルトブルーヒュー、ウルトラマリンライトとディープ、インジゴ、ネイビーブルー、ミスティブルー、モーブ、ブルーブラック、バイオレットグレイ、ペインズグレイがあります。
※顔料/鉛白※展色材/ポピーオイル